中国発「PM2.5問題」は、マスコミによる情報操作なのか?
2013-02-11 16:15

◆1/30の記事 「中国発「PM2.5」と言う名の死神が日本に飛来している」では、大変多くの反響を
戴きましたが、色々と調べているうちに、実はマスコミによる巧妙な「情報操作」ではないのか?
と思われるデータが見つかりましたので、ご紹介したいと思います。
◆出所は、何の事は無い「環境省HP」
「PM2.5」の過去データが、平成12年度分から掲載されておりました。
◆早速このデータから、現在まで連続している 「川崎観測点」について、全てのデータを時系列で
つないでみたところ、以下の様なグラフに成りました。
(これは偶然かも知れないが、なぜか「北京オリンピック」の辺りのデータが欠測しています)

◆いかがでしょうか。
ご覧の様に 「PM2.5問題」は、何も今に始まった事では無く、数値的に昔から変わっていない
事が良く判ると思います
◆「中国の大気汚染が急激に悪化した」 のは、どうやら事実の様だが、日本のマスコミがこぞって、
急に騒ぎ出した処に何か作為的なものを感じる。
◆こちらは、年平均値の推移だが、むしろ現在の方が濃度が低い事が一目瞭然だ。

◆ついでに、11年間の日別平均から、季節的な変化があるか試しに見てみたのが以下のグラフ。
「6~7月」と「11~12月」に若干ピークが認められる。
なお、中国の大型連休「春節祭」(注)で工場が稼働しない期間ならば数値は下がるのかは、
ご覧のように特に有意差は無いと思われる。(注:中国旧正月の2月上旬前後1週間公休)

◆読者の皆さまは、これらのデータをご覧になって、どのように感じられたでしょうか?
私は全てのデータに対して、偏見を持った見方を極力しない様にしております。
◆しかしながら、今回の「PM2.5問題」は「瓦礫焼却」による異常値を「中国の大気汚染」と
すり替えようとしている意図があるように思えてなりません。
ハッキリ言ってしまえば、マスコミによる国民に対する巧妙な「情報操作」ではないのか?
◆皆さまからの、コメントをお待ちしております。

環境問題
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PM2.5観測値の便利サイトご紹介について
2013-02-05 19:13

◆早速ですが、
1/30の記事「中国発「PM2.5」と言う名の死神が日本に飛来している」でご紹介して以来、
大変多くの反響のありました、大気汚染物質が中国から日本まで飛んで来ている件について。
◆PM2.5の観測値としてご紹介した「環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)」
のアクセスが連日集中しており、全く使い物にならないので、色々と探していたら、
「中国環境保護省」がアジアのデータを集約してマッピングまでしているサイトを見つけました。

◆その名は「Air Pollution in Asia: Real-time Air Quality Index Visual Map」と言うもの。

◆これはPM2.5の分布が一目で判り非常に便利なのと、データが自動更新される、なかなかの優れモノ。
GoogleMap-APIで作られているので、地図の拡大もGoogleMapと同様に出来ますよ。
ただし、PM2.5の値は、中国基準(μg/m3×3倍)で表示されているのでご注意を。
◆では、西日本を拡大してみましょう。

ご覧のように、カーソルを数値の上に持っていくと「観測局の名称」が表示されます。
ここでは「熊本県八代市役所」で115中国基準(μg/m3×3倍)、115÷3=38μg/m3となります。
◆更に数値をクリックすると、以下の様な「ポップアップ表示」が出るので「矢印をクリック」します。

◆すると、クリックした場所の「時系列グラフまで表示」されるのです。

これは、大変便利ですね。(^o^)
◆更にもう一つ、「なぜ3倍の値を表示しているか」ですが、
そうすることでWHO環境基準34μg/m3の何%であるかを直接知ることが出来るのです。
実に合理的な方法だと、今回ばかりは「中国環境保護省」に脱帽です。
環境問題
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中国発「PM2.5」と言う名の死神が日本に飛来している
2013-01-30 23:21

◆ツイッターでは、既にご紹介しております「PM2.5」と言う名の死神が、日本にも飛来しております。
(※)PM2.5(Particulate Matter 直径2.5μm以下の微粒子/主に窒素酸化物、硫化化合物など。
その微粒子は、肺の奥まで侵入し、喘息など呼吸器系疾患の元凶となる。
◆これはCGではありません。北京の大気汚染は本当に深刻です。
地上はピンク色の「PM2.5」が充満し、中国で昨年8600人もの死者を出している。

◆REUTERSニュースから 「有害微小物質で8600人死亡、中国4都市で=調査」
そして厄介なことに、それは1500km以上離れた日本にも飛来して来るのです。
◆九州大学が運営するサイトにPM2.5に特化した拡散シミュレーションあります。
運営関係者の皆さまには、この場を借りて感謝の意を表します。
このリンクから、[アジア、地表濃度、PM2.5]を選択して、動画再生。
1/30現在のシミュレーションでは、少なくとも2/3まで日本全国を縦断飛来する。
(毎日AM8時にデータが更新されます)

[YouTube] に最新のシミュレーションをアップしてあります。
◆特に喘息のあるお子さん、 呼吸器系疾患の方はマスクで自衛策を!
「N95マスク」なら、0.3μmの微粒子を95%除去出来るので、PM2.5に十分対応可能。
ただし、キチンと装着(隙間なく密着)しないと効果が無いので、注意が必要です。
◆PM2.5の観測値は「環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)」で確認できます。
左側の「測定時報値」から、見たい地域を選び

続いて、「微小粒子状物質(PM2.5)」→「全局」→ 右下のBOXから「代表地を選択」→「時系列表」

続いて、「PM2.5」のボタンをクリック。

すると、ご覧の様に「PM2.5」の1週間の時系列グラフが表示されます。

◆最後に「大気汚染に係る環境基準」のクリックすると、各大気汚染成分ごとの「環境基準」が表示
されます。
◆「微小粒子状物質PM2.5」
1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ 1日平均値が35μg/m3以下であること (H21.9.9告示/環境省)
◆本日1/30 16時現在の日本全国の「PM2.5」について地図上に並べてみました。
シミュレーション通りに、西日本を中心とした分布になっております。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。

環境問題
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