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【速報】GR則による関東直下M7リスク評価について

2013-11-17 22:18

昨晩11/16 20:44 M5.4震度4から丸一日が過ぎました。
 これまでの余震は、有感5回+M2.5+の無感17回と成りました。
 今回は、この余震データ(M2.5+ N=23)から、GR則によるM7リスク評価を実施しました。
 (注)まだデータが少なく、誤差大と考えますが、緊急性が高いと判断し試算しました。

◆まずは、発震状況の時系列データですが、
 一般的な群発余震と同様の傾向で、グラフの赤点線に沿って逓減しているようです。
震度の予測434GR千葉a

◆そして、以下がGR則を当てた試算結果です。
 今回リスク評価としてM7級を想定し、累積確率50%で4日後、98%で6日以内でした。
 一番下の時系列累積確率分布によれば、今週中のM7発生を示唆しております。

◆実は、気象庁の記録で1928年~現在までのM7+発震は155回で、約200日/回の頻度です。
 それが、1週間程度で発生する確率とは、平時の約30倍を意味しております。
震度の予測434GR千葉b

◆以下、参考資料です。
 読者から、関東周辺でのプレートの状況についてご質問がありました。
 ご覧の様に、関東(北米P)の下にはフィリピン海Pがあり、その下の太平洋Pとも接しています。
 したがって、関東で70km~90kmのやや深発はフィリピン海Pと北米P境界での発震であり、
 先の11/10茨城南部M5.5震度5弱の震源域と同一P境界面での発震と考えられます。
 関東プレート解説

◆以下は、今回M7を想定した震源域と、発生時の計算震度分布ですが、広範囲で震度5弱以上。
 また、上記11/10茨城南部震源と昨晩からの千葉震源を同一断層面と仮定すると、その総面積から
 宇津則によりM7程度が考えられます。
20131116-M7想定

私のご提示する想定は、最大リスクを考えた場合のひとつの可能性をお知らせしております。
 それは、必ず起こるのでは無く「起こる可能性がある」と言う事です。
 今夜かも知れないし、数日後かも知れない、1週間後、または思い過ごしで終わる…
 私は、大自然相手に全て計算通りに成るなど元々考えにありません。
 これだけは申し訳ありませんが、危機管理情報として、お心積もりをお願い致します。

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海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その100)

2013-11-17 16:41

このシリーズも ちょうど第100回目となりました。
(シリーズ化からは約1年半以上続いており、M4超で1週間検証し 平均対応率は8割程です)
◆実は過去記事を検索すると、2011/8/17「新発見か?「海面水温」平年差の分布と震源地の関係
 の中で、既に海水温の2週間差分に着目しており、この解析は、もう2年を過ぎました。

解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。

仮説:なぜ海水温変化で震源域候補が判るのか?
    深海超高圧下の水は4℃一定(最大密度)熱伝導率は金属並みだと考えられます。
    ならば、マントル上部の温度変化が海水温平年差にも現れるハズです。
    実績から見て、その時定数(遅延特性)は数日~1週間と思われます。
    実際、毎週の海水温解析の対応率は8割で、非常に高い相関が認められます。

  ★この演算には、以下の理由から海上保安庁のデータを使用しております。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々


以下は、先週11/10ご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20131110WA
この間 M4超の地震は33回、うち24回が想定範囲内でした。対応率73%
外れた9回は、高温のまま変化の無かった海域または、内陸での発震でした。
◆M4超の東日本集中度は9割でした。

◆さて、4ヶ月間も続く太平洋の高温域ですが至近は急激な低下⇔上昇を繰り返しており、
 これは解析を始めてから約2年の中でも特筆すべき異常事態だと考えておりました。

 そして、繰り返し「巨大地震の前兆を捉えている可能性」について言及しておりました。
 皆さまご存知の様に、10/26 福島沖アウターライズM7.1の地震が発生した訳です。
 また、今週は関東直下の想定に対して、昨晩11/16 千葉中部M5.4が発生しております。
◆3週前からの太平洋東側の低温域は継続中、関東~東海も低温化しております。
 特に、千葉中部については、11/10茨城南部M5の震源域と同一P境界であり、要注意。

 引き続き、注意深く観察を続けたいと思います。

an_diff1117n.jpg

そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
想定範囲を南西諸島まで拡大。西は西表島、南は南硫黄島まで
水温20131117W

◆強震度想定域は、先週よりは若干縮小方向ではありますが、
 北海道~東日本(含アウター)、関東、東海~関西、南海、沖縄南西諸島と広範囲です。
 北海道は、東方沖のアウター側は先週から変化なし。

 東日本は、青森東方沖~三陸アウター先週から変化なし。
 また、宮城~福島は、沿岸~アウターに分離して先週とほぼ同様。
 関東~東海は、直下域が関東~東海で、ほぼ先週と同様。
 南海は、四国海盆はるか沖で、先週から変化無し。
 南方は、沖縄南西諸島のみに大幅縮小。
 6週振りに、関西に強震度想定域が出現。


 沖縄東方沖、伊豆諸島の強震度想定域はM4想定に弱まりました。

太平洋・日本海の広範囲な高温域は、沿岸付近で上昇したまま平衡状態。
 (その他の範囲は、高温を保ったまま温度変化が無いため、黒くなっております)
 三陸アウター・東日本域の強震度域消滅⇔復活は、何らかの大きな変化を捉えている可能性あり。
 また、過去の実績から、急激な温度変化のあった海域では、低温側で発震の可能性が高まります。

解説:強震度想定域とは、
   海水温が急激に上昇した範囲で、過去の実績からM5超発震の可能性がある事を意味します。
   (橙線M4、赤線M5超を示唆)

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

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お知らせ Information

[The message to my blog viewer/読者の皆さまへ]
[Information on forecast of earthquake occurrence time at JST]
Welcome! to an "Engineer BOPPO" blog. In this blog, prediction about the earthquake drawn from my original theory is performed. If you are interested, there is possibility of time prediction of the earthquake which happens in your country. Although fundamentally predicted about the earthquake which happens in Japan, if the time difference of JST(Japan Standard Time) and your country is taken into consideration, time prediction of the earthquake which happens in your country may be able to be performed,Please try.
In this theory, the earth is computing based on time for the angle of the vectorial sum of the tide power from the moon and the sun to be in agreement with the slide angle of an earthquake fault. Moreover, the magnitude of an earthquake integrates with the difference of a "Gutenberg-Richter rule" and the earthquake which occurred, and is computing it by the optimal calculation by a back test. However, about prediction of an earthquake scale, it is inapplicable to the earthquake scale which application only to the earthquake which happens in Japan is possible, and happens in your country. In addition, earthquake occurrence probability is statistically drawn from correlation with the Moon phase, and the left mark of the date means In the high order of probability,
"★"(singularity day)
"☆"(cautions day)
"◇"(average day)
"△"(minimum).
About 70% over of bigger earthquakes than M4.0 can guess the error of prediction time correctly in ±60 minutes.
Thank you!
震度の予測115.jpg
[The earthquake data base at 2011.6.15 to 2011.9.15 of 92days in USGS(United States Geological Survey)]

Prediction time table 7months.
(for a busy person)
予測表7ヶ月分(忙しい人のために)
[Prediction1/予測表1(12/06-01/17]
[Prediction2/予測表2(01/18-03/01]
[Prediction3/予測表3(03/02-04/13]
[Prediction4/予測表4(04/14-05/26]
[Prediction5/予測表5(05/27-07/08]


Fundamental explanation about my earthquake prediction theory.
/地震予測理論の基本的な解説
[Fig.1/Physical consideration about a magnetic storm/磁気嵐についての物理的な考察]
[Fig.2/Delay time correlation from magnetic storm generating to a big earthquake/
磁気嵐発生から大地震までの遅延時間相関
]
[Fig.3/Verification of the magnetic storm logic in 3.11 big earthquakes/3.11における磁気嵐ロジックの検証]
[Fig.4/The occurrence probability as bigger earthquake than M5.0 by correlation with a moon phase. (1.0 is an average) /月齢とM5以上の地震発生確率の相関について (1.0を平均とする) ]
[Fig.5/The Simple expression of the JMA seismic intensity by magnitude and the epicenter depth /マグニチュードと震源深さによる震度の簡易算出式について]
[Fig.6/Verification of the Gutenberg Richter rule, and consideration of the foreshock as The phenomenon of a sign/GR則と前兆地震の考察について]
[Fig.7/Analysis about the probability that M7 will occur in the Tokyo region /首都圏でM7が発生する確率についての個人的検証]
[Fig.8/Analysis about the probability that M7 will occur in the Chiba&Ibaraki pref region /千葉・茨城震源域でM7が発生する確率についての個人的検証]
[Fig.9/About The near prediction by Gutenberg-Richter rule in the offing of Iwate-pref and Chiba-pref/三陸沖と銚子沖のGR則による今後の見通しについて]
[Fig.10/The 311 East Japan earthquake disaster predicted that it is possible by Gutenberg-Richter rule? /311東日本震災はGR則で予見出来たのか?]
[Fig.11/The 311 East Japan earthquake disaster predicted that it is possible by Gutenberg-Richter rule? part2/311東日本震災はGR則で予見出来たのか?(その2)]
[Fig.12/Do "The planets Syzygy" and "The super moon" cause a seismic trigger?/惑星直列やスーパームーンは地震トリガーと成り得るのか?]
[Fig.13/"30%" of overall population of Japan will be lost in 25years./日本の総人口の30%は25年で失われるだろう。]
[Fig.14/About The near prediction by Gutenberg-Richter rule in the offing of tounankai-Philippine Plate/東南海沖地震のGR則による今後の見通しについて]
[Fig.15/Consideration of the epicentral area by change of a sea level average altitude./海水面平均高度の変化による震源域の考察]
[Fig.16/Consideration of the delay characteristic from the deep-earthquake of the offing to a late-coming earthquake./沖合の深発地震から後発地震までの遅延特性の考察]
[Fig.17/About The near prediction by Gutenberg-Richter rule in the offing of Miyagi-Outer-rise Pacific Plate/宮城沖アウターライズ地震のGR則による今後の見通しについて]
[Fig.18/About The near prediction by Gutenberg-Richter rule in the offing of Tokachi(Kushiro)/十勝M6.5余震からGR則でM8.5の発生時期を試算]
[Fig.19/The relation of the tsunami height by magnitude and hypocentral distance /マグニチュードと震源距離から到達津波高を試算]
[Fig.20/The line which appears in HAARP spectrum obtained the corroboration which is "standing wave"/HAARPスペクトルに現れる周波数一定の線について]
[Fig.21/Possibility and influence of the X100 Super-Flare/X100級スーパーフレアの可能性とその影響]
[Fig.22/About M7 risk by Gutenberg-Richter rule in the Kanto epicentral-EQ/GR則による関東直下M7リスク評価]

【My favorite bookmark】
[Japan Meteorological Agency:Earthquake Information/気象庁:地震情報]
[Japan Coast Guard:Sea surface temperature of Japan/海上保安庁:日本近海の海面水温]
[NICT:Real-time geomagnetism simulation/NICT:リアルタイム磁気圏シミュレーション→現在停止中]
[Real-time earthquake monitor/強震モニタ]
[NASA:Solar Wind Prediction/惑星間の太陽風シミュレーション]
[NICT:Geomagnetism data/NICT地磁気プロット]
[Helios viewer/太陽観測衛星画像(SOHO,SDO,Stereo)]
[NASA-NOAA satellite image/NASA-NOAA衛星画像]
[Online Scientific Notation Calculator/高機能関数電卓]
[USGS:Latest Earthquakes M5.0+ in the World/世界のM5超地震情報]
[Hi-net:Earthquake information by a seismic observation system/地震観測システムによる震源情報]
[The flood simulation by Tsunami/洪水シミュレーション]
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