海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その28)
2012-06-16 09:33

さて、このシリーズも第28回目となりました。
(昨年末から毎週末に約6ヶ月続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布★の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
・当日分まで反映されていること。 等々
以下は、先週6/2にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。

この間M4超の地震は25回、内14回が想定範囲でした。正解率56%でした。(また赤点です)
予想から外れた11回は、2回が沖合深発、1回は静岡内陸、2回は九州南部、
残る6回は水温の変化では読み取れなかった宮城北部~岩手沿岸、三陸沖での発震でした。
◆6/9静岡中部M4.1(D30km)での発震は、1995/4/18のM4.8(D26km)以来、実に17年振り。
新たな動きとして、今後の推移に要注意です。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
(先週から更に、太平洋側プレート境界に沿って水温が急激に低下しております)

◆今週の注目は、
新たに出現した伊豆半島沖の強震度想定域です。
他にも、北海道南部と九州南西部にも強震度想定域があります。
◆豊後水道(四国~九州)の強震度想定域を見逃しておりました。(1週空けての出現です)
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。

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