海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その72)
2013-05-05 19:39
このシリーズも 第72回目を迎えました。
(一昨年末から毎週末、1年半続いており、M4以上で1週間検証し 平均対応率は8割程です)
解説:[海水温度分布★の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
★この演算には、以下の理由から海上保安庁のデータを使用しております。
・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
・当日分まで反映されていること。 等々
以下は、先々週4/28にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。

この間 M4超の地震は16回、内13回が想定範囲内でした。対応率81%
外れた3回には、内陸と外洋性の震源で温度変化の見極めが難しい場所でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
◆今回から、震源域の想定を 幅50kmの線 で表現することにしました。
表現を変えた理由は、以下の2点から、より高精度の予測を目指すものです。
・バックテストの結果、ほぼ対応率8割を維持出来そうなこと。
・慣れるまでは見づらいかも知れませんが、震源域をかなり限定できること。

◆今週の強震度想定域は、
34週目となった三陸沖アウターライズは南下して元位置に戻りました。
(ここは数カ月の前兆の後、昨年12/7にM7超が発生。次はM8超が危惧されます)
9週目の豊後~淡路~紀伊は山陰と南海に分離して拡大方向。
また、東日本沿岸は宮城・福島沖に南下して拡大方向。
2週目の日本海域・九州全土・東シナ海は、ほぼ勢力維持。
5週振りに北海道内陸を含む南東部の広範囲に強震度想定域が出現。
能登半島~佐渡の強震度想定域は消滅しております。
解説:強震度想定域とは、
海水温が急激に上昇した範囲で、過去の実績からM5超発震の可能性がある事を意味します。
(橙線M4、赤線M5超を示唆)
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。
(一昨年末から毎週末、1年半続いており、M4以上で1週間検証し 平均対応率は8割程です)
解説:[海水温度分布★の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
★この演算には、以下の理由から海上保安庁のデータを使用しております。
・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
・当日分まで反映されていること。 等々
以下は、先々週4/28にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。

この間 M4超の地震は16回、内13回が想定範囲内でした。対応率81%
外れた3回には、内陸と外洋性の震源で温度変化の見極めが難しい場所でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
◆今回から、震源域の想定を 幅50kmの線 で表現することにしました。
表現を変えた理由は、以下の2点から、より高精度の予測を目指すものです。
・バックテストの結果、ほぼ対応率8割を維持出来そうなこと。
・慣れるまでは見づらいかも知れませんが、震源域をかなり限定できること。

◆今週の強震度想定域は、
34週目となった三陸沖アウターライズは南下して元位置に戻りました。
(ここは数カ月の前兆の後、昨年12/7にM7超が発生。次はM8超が危惧されます)
9週目の豊後~淡路~紀伊は山陰と南海に分離して拡大方向。
また、東日本沿岸は宮城・福島沖に南下して拡大方向。
2週目の日本海域・九州全土・東シナ海は、ほぼ勢力維持。
5週振りに北海道内陸を含む南東部の広範囲に強震度想定域が出現。
能登半島~佐渡の強震度想定域は消滅しております。
解説:強震度想定域とは、
海水温が急激に上昇した範囲で、過去の実績からM5超発震の可能性がある事を意味します。
(橙線M4、赤線M5超を示唆)
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。

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Re: サバ雲について
本日のコメントに、新潟に現れた「サバ雲」についての問い合わせが
ありましたので、調べてみました。
ご指摘の掲示板を拝見しましたが、これは
さば雲、いわし雲、うろこ雲と呼ばれる、気象用語の「巻積雲」だと思います。
天気が下り坂の時に現れる雲ですね。
私としては下から見上げると「波雲」「帯雲」「断層雲」として知られる
「大気重力波」を最重視しており、時々ある「巻き雲」「龍雲」も警戒しております。
本日のNOAA画像からは、赤丸で囲った部分が「巻積雲」として見える処だと思います。
(残念ながら、時間帯が違ったのか「新潟」付近には同様の雲は見えませんでした)
画像リンク
http://blog-imgs-62.fc2.com/b/o/p/boppo20110311/201305062121397c9.jpg
以上、よろしくお願い致します。
BOPPO
ありましたので、調べてみました。
ご指摘の掲示板を拝見しましたが、これは
さば雲、いわし雲、うろこ雲と呼ばれる、気象用語の「巻積雲」だと思います。
天気が下り坂の時に現れる雲ですね。
私としては下から見上げると「波雲」「帯雲」「断層雲」として知られる
「大気重力波」を最重視しており、時々ある「巻き雲」「龍雲」も警戒しております。
本日のNOAA画像からは、赤丸で囲った部分が「巻積雲」として見える処だと思います。
(残念ながら、時間帯が違ったのか「新潟」付近には同様の雲は見えませんでした)
画像リンク
http://blog-imgs-62.fc2.com/b/o/p/boppo20110311/201305062121397c9.jpg
以上、よろしくお願い致します。
BOPPO
2013-05-06 21:30 | URL | BOPPO | 編集