海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その81)
2013-07-07 15:05
このシリーズも 第81回目を迎えました。
(シリーズ化からは約1年半続いており、M4以上で1週間検証し 平均対応率は8割程です)
◆実は過去記事を検索すると、2011/8/17「新発見か?「海面水温」平年差の分布と震源地の関係」
の中で、既に海水温の2週間差分に着目しており、この解析は、もうすぐ2年近くに成ります。
解説:[海水温度分布★の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
★この演算には、以下の理由から海上保安庁のデータを使用しております。
・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
・当日分まで反映されていること。 等々
以下は、先週6/30にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。

この間 M4超の地震は13回、うち12回が想定範囲内でした。対応率92%
外れた1回は、想定域より更に低温側での深発でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
◆傾向としては、太平洋の広範囲で海水温が再び急上昇、
ここ1ヶ月ほど、実に変化の激しい状態が続いております。
これは解析を始めてから1年半の中でも特筆すべき(異常)事態です
やはり「巨大地震の前兆を捉えている可能性」も否定できません。
更に注意深く観察を続けたいと思います。
◆先週から、想定範囲を南西諸島まで拡大しました。
西は西表島、南は南硫黄島まで想定できるようになりました。

◆今週の強震度想定域は、
7週目の小笠原海域は、東西の広範囲に拡大。
2週目の北海道は、東方沖とアウターに移動。
2週振りに伊豆諸島に強震度想定域が出現。
◆42週(約10ヶ月)も続いた三陸アウターの強震度想定域が消滅しました。
(ここは数ヶ月の前兆の後、昨年12/7にM7超が発生。次はM8超が危惧されている震源域です)
◆17週(約4ヶ月)続いた東日本沿岸の強震度想定域も消滅です。
◆太平洋南方の小笠原~東南海~九州、南西諸島の広範囲で急激な温度上昇があります。
三陸アウター・東日本域の強震度想定域消滅、何らかの大きな変化を捉えている可能性もあります。
また、過去の実績から、急激な温度変化のあった海域では、低温側で発震の可能性が高まります。
解説:強震度想定域とは、
海水温が急激に上昇した範囲で、過去の実績からM5超発震の可能性がある事を意味します。
(橙線M4、赤線M5超を示唆)
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。
(シリーズ化からは約1年半続いており、M4以上で1週間検証し 平均対応率は8割程です)
◆実は過去記事を検索すると、2011/8/17「新発見か?「海面水温」平年差の分布と震源地の関係」
の中で、既に海水温の2週間差分に着目しており、この解析は、もうすぐ2年近くに成ります。
解説:[海水温度分布★の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
★この演算には、以下の理由から海上保安庁のデータを使用しております。
・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
・当日分まで反映されていること。 等々
以下は、先週6/30にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。

この間 M4超の地震は13回、うち12回が想定範囲内でした。対応率92%
外れた1回は、想定域より更に低温側での深発でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
◆傾向としては、太平洋の広範囲で海水温が再び急上昇、
ここ1ヶ月ほど、実に変化の激しい状態が続いております。
これは解析を始めてから1年半の中でも特筆すべき(異常)事態です
やはり「巨大地震の前兆を捉えている可能性」も否定できません。
更に注意深く観察を続けたいと思います。
◆先週から、想定範囲を南西諸島まで拡大しました。
西は西表島、南は南硫黄島まで想定できるようになりました。

◆今週の強震度想定域は、
7週目の小笠原海域は、東西の広範囲に拡大。
2週目の北海道は、東方沖とアウターに移動。
2週振りに伊豆諸島に強震度想定域が出現。
◆42週(約10ヶ月)も続いた三陸アウターの強震度想定域が消滅しました。
(ここは数ヶ月の前兆の後、昨年12/7にM7超が発生。次はM8超が危惧されている震源域です)
◆17週(約4ヶ月)続いた東日本沿岸の強震度想定域も消滅です。
◆太平洋南方の小笠原~東南海~九州、南西諸島の広範囲で急激な温度上昇があります。
三陸アウター・東日本域の強震度想定域消滅、何らかの大きな変化を捉えている可能性もあります。
また、過去の実績から、急激な温度変化のあった海域では、低温側で発震の可能性が高まります。
解説:強震度想定域とは、
海水温が急激に上昇した範囲で、過去の実績からM5超発震の可能性がある事を意味します。
(橙線M4、赤線M5超を示唆)
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。

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地震
コメント: 4
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情報ありがどうございます
とんかつさま
以前から、この様な現象は割と頻繁に
発生している様です。
以下のリンクから、全国を地図形式で
確認出来ます。
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/TUHO/visualization/visualpage.html
問題は、今回の位置が三浦半島の先端で、
天文潮位では海水面が10mも変化する
ハズも無いので、単純には砂州などで
一時的に海底面が浅くなったか
「海底面が隆起」しているかの、どちらか
になります。
前者ならば問題無いでしょうが、
後者ならば一大事です。
短期間に10mも海底が隆起するほどの
地殻変動があれば、当然次に来るのは、
M7超の大地震も考慮しなければ成りません。
今後の変化も追跡したいと思います。
BOPPO
以前から、この様な現象は割と頻繁に
発生している様です。
以下のリンクから、全国を地図形式で
確認出来ます。
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/TUHO/visualization/visualpage.html
問題は、今回の位置が三浦半島の先端で、
天文潮位では海水面が10mも変化する
ハズも無いので、単純には砂州などで
一時的に海底面が浅くなったか
「海底面が隆起」しているかの、どちらか
になります。
前者ならば問題無いでしょうが、
後者ならば一大事です。
短期間に10mも海底が隆起するほどの
地殻変動があれば、当然次に来るのは、
M7超の大地震も考慮しなければ成りません。
今後の変化も追跡したいと思います。
BOPPO
2013-07-09 13:02 | URL | BOPPO | 編集
無題
お世話様です。
気になる記事を見たのでアド貼ります。
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/anzen/0300_20130627195750190_WE_299_NOR.html
なにか起こっているのでしょうか?
気になる記事を見たのでアド貼ります。
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/anzen/0300_20130627195750190_WE_299_NOR.html
なにか起こっているのでしょうか?
2013-07-09 00:36 | URL | とんかつ | 編集
Re: ご心配戴き ありがとうございます
ゴン太さま
> 以前松葉杖をついたとき、一番滑りやすかったのは雨や雪の時の建物の入り口付近(室内側)でした。
> つるつるしてて、案外ぬれてるので要注意です。
ご心配戴き、ありがとうございます。
「雨で松葉杖がすべる」とは、意外な盲点でした。
明日から暫くは、松葉杖生活が続くので、十分に気を付けたいと思います。
貴重な情報、ありがとうございました。
BOPPO
> 以前松葉杖をついたとき、一番滑りやすかったのは雨や雪の時の建物の入り口付近(室内側)でした。
> つるつるしてて、案外ぬれてるので要注意です。
ご心配戴き、ありがとうございます。
「雨で松葉杖がすべる」とは、意外な盲点でした。
明日から暫くは、松葉杖生活が続くので、十分に気を付けたいと思います。
貴重な情報、ありがとうございました。
BOPPO
2013-07-08 18:54 | URL | BOPPO | 編集
記事とは違うけど
初めまして。ツイッターをやらないので、こちらにコメントさせて頂きます。
骨折して、松葉杖をついているとの事、お見舞い申し上げます。
普段このブログを読んで、確率の高いときは備蓄のチェックをしたり、気になっているところの片づけを優先したりと活用させて頂いてます。
関東は梅雨明けしたので大丈夫かなとは思うのですが、以前松葉杖をついたとき、一番滑りやすかったのは雨や雪の時の建物の入り口付近(室内側)でした。
つるつるしてて、案外ぬれてるので要注意です。
病院が滑り止めを貸してくれる事もありました。
大変疲れると思いますので、ご自愛ください。
骨折して、松葉杖をついているとの事、お見舞い申し上げます。
普段このブログを読んで、確率の高いときは備蓄のチェックをしたり、気になっているところの片づけを優先したりと活用させて頂いてます。
関東は梅雨明けしたので大丈夫かなとは思うのですが、以前松葉杖をついたとき、一番滑りやすかったのは雨や雪の時の建物の入り口付近(室内側)でした。
つるつるしてて、案外ぬれてるので要注意です。
病院が滑り止めを貸してくれる事もありました。
大変疲れると思いますので、ご自愛ください。
2013-07-08 18:43 | URL | ゴン太 | 編集